子育て情報サービス少ないよね

子育て情報サービス少ないよね

選書サービスの構想を膨らませつつ、手前では子育て情報のコミュニティサービス立ち上げを準備しています。

なぜ立ち上げるのかや詳細はまたどこかで書くとして、資本主義化ではこのあたりのサービスって非常に立ち上げづらいよねって話を書きたいなと思います。

資本主義の課題と教育/保育サービスへの投資難易度

資本主義は多くの国で採用され、経済成長を促進してきましたが、その一方で重要な社会的サービスに十分なリソースが割かれていない現状があると感じています。

ということで、資本主義の課題を考えてみるとともに、特に保育、社会福祉、教育分野への投資の重要性を書いてみたいと思います。

資本主義の定義と基本原理

とりあえずChatGPT大先生に資本主義ってなに?と聞くと、こんな回答でした。

資本主義は、経済と社会の組織化の一形態であり、個人や企業が財産や生産手段を所有し、利益を追求することを基盤としています。以下は資本主義の主要な特徴です:
  1. 私有財産: 資本主義社会では、個人や企業が土地、建物、機械、知的財産などの財産を所有し、自由に売買する権利があります。
  2. 自由市場: 商品やサービスは需要と供給の市場原理に基づいて交換され、価格は市場で決定されます。政府の干渉は最小限に抑えられ、市場の自由な競争が促進されます。
  3. 利益追求: 企業や個人は利益を最大化することを目指し、効率的な生産や革新を追求します。利益は再投資され、さらなる成長を促進します。
  4. 競争: 競争は資本主義の重要な要素であり、企業は市場でのシェアを拡大するために価格、品質、サービスなどで競います。競争は効率と革新を促進します。
  5. 労働市場: 労働力は商品として取引され、労働者は賃金を受け取ります。賃金は労働市場の需給に基づいて決定されます。
  6. 限定的な政府介入: 資本主義では、政府の役割は基本的に市場の調整や法の整備、安全保障の提供、公共財の供給に限定されます。市場の自由な動きを妨げないよう、政府の介入は最小限に抑えられます。

なるほど、わかりやすい。

つまり資本主義は、個人や企業が財産を所有し、自由に売買できるシステムや概念、思想です。市場での自由な競争があるから、効率的に資源を使って新しい技術や製品が生まれやすいんです。その結果、経済が成長し、人々の生活も豊かになってきました。

資本主義の問題点

ただ、資本主義には問題点もあります。

ぼくはその大きなものの一つが、「3. 利益追求」という基本原理だと感じています。

資本主義の基本原理である利益追求には限界があります。(ここ最近限界が露呈するようになってきた。の方が正しいのかも?)

市場の失敗や外部性、情報の非対称性が原因で、必ずしも社会全体にとって最適なリソース配分が行われるわけではありません。

この原理に則ると、お金になることには投資が集まりやすいけれど、そうでない分野には投資は集まらず、全くリソースも集まらない。

具体的には、保育、介護などの社会福祉、教育あたりがそうです。

保育や介護、教育などのサービスは、提供されるサービスの直接的な受益者以外にも広範な社会的利益をもたらします。しかし、これらの外部性(社会的利益)は資本主義でいう市場価格には反映されないため、利益を追求する企業にとっては魅力が少ないです。

「提供されるサービスの直接的な受益者以外にも広範な社会的利益をもたらす」のにです。

おそらくほとんどの人たちが人類にとっては必要不可欠な要素として認識はしているものの、資本主義化では儲からないので投資もリソースも集まらないのです。これはいかがなものか。

じゃあどうしていくのか

具体的にどうしていったらいいのか?

パッと思いつくのはこんなところです。

  1. 政府の積極的介入
  2. 儲かるビジネスモデルの構築
  3. 非営利組織への支援強化
  4. インパクト投資やESG投資の強化
  5. 国民の意識向上
  6. 技術革新による業務効率性の改善

めちゃくちゃ難しい問題だし、長らくずっと課題を抱えている問題なので正直パッと思いついただけで解決できそうとは到底思えません。

というわけでこれをひとつひとつ深ぼっていくのは今日はしませんが、何が言いたいかというとプライベートで第一子が生まれてから、絶賛たくさんの社会課題が自分の中で露呈してきました。

けど、それらの課題を解決してくれそうなサービスがなかなか見つからない。

そんななかで、上のどの解決策にあたるのかは分からないけれどせっかくなら自分のプロダクトとして立ち上げてある程度自分で実験してみようと思い、準備を進めています。

そんな感じでゆるいノリです。

またつらつらとプロダクト進捗も書いていきます。