直感は言語化しなければ

直感は言語化しなければ

仕事で他者との連携がうまくいかずなんとも一体感が出ない時、経験上だいたいにおいて下のどちらかに原因がある気がしてます。

  1. 一緒に目指したいビジョンや目標が全く言語化できておらず、ほぼ伝わっていない
  2. チームの情報透明性が低すぎて(クローズドコミュニケーションが多すぎて)情報格差が激しい

ちょっと違うけど、どちらもそれぞれの暗黙知がひとり歩きしてしまう的な部分が共通しているのでは。

日本には、阿吽の呼吸というものがあります。

ぼくは日本人らしさがよく表れていて割と好きな言葉だけど、仕事をするうえでは阿吽の呼吸を発動できるまでコラボレベルが引き上がっていない人たちと関わることも多々あるので、これを期待すると基本失敗するような気がします。

直感は言語化しなければいけない

羽生 善治さんが書かれた、「直感力」という本があり、そこにはこんなことが書いてありました。

本当に見えているときは答えが先に見えて理論や確認は後からついてくるものだ
論理的思考の蓄積が、思考スピードを速め、直感を導いてくれる。計算機の言葉でいえば、毎回決まったファンクションが実行されているうちにハードウェア化するようなものだ。それまでは毎回発火していた脳のニューロンが、その発火の仕方がいつも同じなので、そこに結合が生まれ、一種の学習が行われたということではないか。
つまり、直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだ

これしかない!というときには直感を大事にすべきだが、それはとても論理的な思考から練り上げられたものだ、みたいな感じでしょうか。

すごく共感できます。

直感が論理的であるならば、ひとつずつ紐解けばある程度言語化はできるはずです。

言語化ができれば、他者に論理的に説明することができます。

この論理的に紐解き言語化する作業を怠った時に、コミュニケーションの歪みがでてくるのでしょう。

チームだと、日報をうまく書くと(特に上のひとたちが率先して)かなりこの辺解決してくるのですが、ひとり社長のぼくは誰にも読まれない日報を今日も書いていきます。

ということで、今後も言語化とアウトプットの訓練をしていければと思います。